Cubic3 Cloud
Cubic3 Cloudは自動車や建機など車両メーカー向けIoTプラットフォームサービスです。車両や機器の通信状態をグローバル規模でリアルタイムかつ一括監視・管理を実現します。

Cubic3 Cloudについて
Cubic3 Cloudは自動車や建機など車両メーカー向けIoTプラットフォームサービスで、車両や機器の通信状態をグローバル規模でリアルタイムに監視・管理できます。車両メーカーによるOTA※データ配信をサポートするとともに、世界中の回線の調達から一括管理まで対応しています。さらに、リアルタイムにデータを収集することで、車両の状態やユーザーの利用状況を把握することが可能です。
※無線通信を介したソフトウェアやファームウェアなどのアップデートを含む、車両とデータの送受信を行う技術のこと。
実績
世界中の多くのお客さまに、コネクティビティサービスをご利用いただいています。
サービスエリア
200ヵ国・
地域以上接続通信会社
90社以上回線数
2,500万回線
ソフトバンクは
コネクテッドカー事業への
強化に向けCubic3へ出資
2009年に設立されたCubic3は、自動車、輸送、農業、重機などの分野におけるグローバル企業にSDV(Software Defined Vehicles)向けソリューションを提供する大手プロバイダーです。
世界の大手の自動車・農業機械・IoTモビリティメーカーなどとの協力によって世界で2,500万台の車両で利用され、モバイルインターネットによる毎日10億件のデータ通信を可能にしました。
2024年3月、ソフトバンクは同社株式の51.0%(希薄化後)を取得し、子会社化を完了しました。今後急成長するコネクテッドカーおよびエコシステム全体市場において、世界トップのシェア獲得を目指します。
Cubic3 Cloudの活用メリット
Cubic3 Cloudは世界中に出荷された車両やモバイルアセットに対し、各国の要件に準拠したコネクティビティを提供できる、強力かつスマートな接続管理プラットフォームです。
従来の課題
自動車メーカーにとって、
個別開発や管理費用による
契約・開発・管理コストは膨大提供する国・地域ごとに異なる通信キャリアとの契約や法規制への対応が必要で、各通信キャリア向けの通信プラットフォームを構築しなくてはいけません。
Cubic3による解決
グローバルで統一された
統合プラットフォームにより、
200以上の国・地域を
単一の接続で対応200以上の国・地域の規制や90以上の通信キャリアの接続に対応可能。複雑なグローバルコネクティビティーをシンプルにし、単一のプラットフォームによる高度なコネクテッドサービスを実現します。
Cubic3 Cloudの特長
- (Service-01)
世界中の車両を一元管理
国やキャリアに関わらず、グローバルに展開された車両の回線をCubic3のプラットフォームで一元管理し、それぞれの車両データ量を収集・蓄積して分析できます。
- (Service-02)
One Integration
自動車など車両メーカーのバックエンドシステムとCubic3 Cloudは単一のアクセスポイントで接続。運用の合理化や効率性の向上が可能です。
- (Service-03)
世界中の法規対応を
適切かつスピーディにサポートいつでもどこでも接続が可能
Cubic3 Cloudは、サウジアラビア、GCC、ブラジル、トルコなどの複雑な市場を含む世界200カ国・地域以上にグローバルコネクティビティを提供します。90以上のMNOとの契約を活用し、NTN、2G、3G、4G、5G接続を可能にします。各国における通信事業者として求められる法規制の調査を継続的に行っており、日々変化する各国のレギュレーションにも柔軟かつ迅速に対応しています。これにより、お客さまのグローバルなビジネス展開をスムーズに支援します。
17カ国20拠点に現地法人を設立
Cubic3はグローバルでのサービス提供を可能にするため、世界17カ国20拠点に現地法人を設立しています。これにより、現地法人の設立が求められる国々でも円滑な事業展開が可能です。また、常時ローミングが規制されている地域においては、現地のMNOのプロファイル(Local Profile)を活用することで、各国の通信法規制にも柔軟に対応しています。
- (Service-04)
車両や機器の接続状況を
リアルタイムで可視化・分析
(Explore3)複雑な請求作業をかんたんに
デバイス単位、フリート単位、地域単位での通信利用状況を予測・把握することで、通信コストの正確な配分が可能になります。これにより、車両メーカーにおける想定外のコスト発生を防ぎ、予算計画やコスト管理をより効率的に行うことができます。例えば、通信量の内訳を分析することで、コンテンツプロバイダーやアプリごとの利用分を明確に切り分け、自社で負担すべきコストを適正に管理できます。
車両の「見える化」でトラブルを軽減
車の通信トラブルや、ソフトウェア更新の不具合、データの使いすぎといった隠れた問題をすばやく検出。異常を早期に発見して対処することで、ドライバーのストレスを減らし、快適なカーライフをサポートします。
コスト削減とダウンタイム(停止時間)の最小化
車両のネットワーク接続状況をリアルタイムに監視することで、サービス停止や電波の弱さなどの問題を素早く特定し、早期解決をサポートします。また、リアルタイムに近いパフォーマンス分析により、車両全体のデータ使用量の過多やアップデート失敗などの問題を迅速に特定することが可能です。これにより、ユーザーへの影響を最小限に抑えたシームレスなアップデートを実現し、利便性の向上とコスト削減に貢献します。
1人ひとりに合わせた車内体験を提供
車両購入者や運転者のサービス利用状況をもとに、詳細なプロファイルをAIで生成・分析することで、ユーザーの行動傾向やニーズを可視化します。これにより、潜在的なアップセル機会やターゲットを絞ったマーケティング施策の立案を支援します。
- (Service-05)
専用窓口を設置し、
トラブル時は迅速に対応トラブルやネットワーク障害が発生した際は各国のMNO/サプライヤーと連携し、迅速に調査・復旧・報告・管理を実施します。また、サービス管理の窓口一元化により、一貫性のあるサポートや迅速な問題解決、すべての国とネットワークにおける24時間年中無休の監視体制を提供します。